プロジェクトの進展状況/オーディション

こんばんわ、加藤凛太郎です。

先週、出演者オーディションが終了いたしました。

厳密に言うとただいま選考中ですので、オーディションの全行程が終わったわけではありませんが、ひとまず審査の方は終了いたしました。

大々的なオーディション告知をしたわけではないにも関わらず、とてもたくさんのご応募を頂き、大変意義のあるオーディション開催になったと確信しています。

 

ここでオーディションについて少し。

中規模以上の舞台公演において、オーディションというものは、実は表立って開催されないものが多く、皆さんが目にすることもあるオーディション情報はごく一部に過ぎません。

そういったクローズドな情報はどこに回るかというと、企画・制作を務めているプロデューサーと繋がりがある事務所さんなどに送られます。

基本的に秘密厳守ですので、第三者の目に触れられるようなところには情報は出てきません。

今回のRINCO公演が中規模以上なのかは置いておくとして、今回のオーディションにおいてはオープンの情報としました。

ですので、事務所に所属していないフリーランスの方からも数多くのご応募をいただいたというわけです。

これが、非常に悩ましい事態に。

 

フリーランスの方々からは、このチャンスをなんとかモノにしようという熱意がにじみ出ているし、芝居に対する気持ちがビシバシ伝わって来る。

かといって、事務所所属の方々がそうじゃなかったかと言われたら、そういうわけでもない。

皆さん、自分の意思でここに来た!という魂を感じまして。

よって、誰かを選ぶということが想像以上に非常に難しくなってしまった。

僕なりの感覚だと、“俳優・女優”と“役者”は違う。

“俳優・女優”は与えられた演技という仕事を一途につきつめ、舞台上で全うするのが舞台俳優であり、舞台女優だと思っています。

一方、“役者”はというと、舞台上で輝くことはもちろんですが、裏方作業を含め、観劇されるお客様のために自分の出来ることはなんでもする、一生懸命集客努力をする、その献身的な姿勢をもつ芝居人のことだと僕は思っています。

今回のオーディションではもちろん実技審査を行ったわけですが、その他にも質疑応答も行い、その中で「もし、自分が座組みに入った場合の強みを教えてください」という質問をしました。

その質問に対しての皆さんの返答は「搬入搬出などの力作業が手伝える」「裁縫ができる」「小道具作成ができる」「コミュニケーションの取りやすい稽古場環境を作れる」などと、想像以上に役者的答えが多く返ってきて、「ああ、素敵な人だな。一緒に芝居作ってみたいな。」と思わせて下さる方ばかり。

素敵な方々ばかりではあるけれども、そう思わせてくださった全ての“役者”さんと今回ご一緒できるわけではないのが非常に心苦しい。

どこかで割り切ることも必要なんだろう、きっと。

オーディションからのキャストが決まったら“選び抜かれた最高のキャスト!”とか言った方が宣伝材料になるのかもしれないけど、選ばれなかった方の中にも素敵な方がたくさんいるのを僕は知っているし、その方の顔を思い出してしまうので僕は言えない、かな。

オーディションからのキャスト決定はもうまもなく。

 

プロジェクトの方はゆっくりと前進しております。

大きな動きはもう少しだけ先ですが、楽しみに待っていて下されば幸いです。

RINCO 加藤凛太郎